史上最悪!?な常務と
ずっと落ち込んでうつむいたままのアタシに常務が
車のエンジンを切って声をかける。
「今度の例会までまだ初心者マーク取れてなかったら、
俺がまた運転するから」
「は?」
「それで落ち込んでるんじゃなかったのか?」
「それは…っ」
「違うのか?」
なにわけわかんないこと、
言ってるのよ。
落ち込んでるのはそんな理由じゃないんだから。
いろんな意味での自分の不甲斐なさ。
結局、仕事らしい仕事ひとつもできなかったこと。