史上最悪!?な常務と
「あの、どんな親でもちゃんと健在してるってことは
すごくいいことだと思います!」
「え?」
「だから、その常務も社長のことそんなこと言わないで。
えっとなにか思うところがあるのなら
ちゃんと話し合ったら…」
そこまで言ってハッとする。
あーもう、
また余計なこと。
そんなプライベートなことに突っ込んだって…。
「スミマセン…。
言い過ぎました」
アタシは頭を下げる。
お詫びは45度!
「あの、それじゃ失礼します」
「オマエはいい年して…
いなくなっても親離れもできないんだな」
「な…!」
思ってもなかったあまりに酷い彼の言葉にアタシは何も返せない。
…どうしてそんな酷いこと言うのっ!