史上最悪!?な常務と
さっきから少し興奮気味に話してるけど、
でも
よくわかんないんだなあ。
「こんなステキな着物を着付けできるなんて、
ラッキーでした」
「そんな…ステキですか…」
「もっと嬉しそうな顔してくださいよ?
だって…、そうねえ、
帯と合わせて300万はくだらないんじゃないかしら?」
は?
なんて?
さ…さんびゃくまん…?
どういうことよ、
その恐ろしい金額。
アタシが目を丸くしてびっくりしている顔を見て彼女は笑う。