史上最悪!?な常務と
塩屋室長と一緒に入った部屋は小さな受付のようになっていて、
数人の女のひとが仕事をしていた。
そしてその向こう側にまたドア。
「彼女たちは直接、
常務について仕事してるんだよ」
ふーん、そうなんだ。
「で、さっきの企画制作室フロアで仕事している秘書課のひとたちは、
ここのフォローについたり、
大きな計画をたてたり。
まあ、常務に直接関わることは少ないんだ」
室長の説明でなんとなく仕組みがわかってきた。
やっぱり今までいた部署とは違う。
「あの、失礼します…」
アタシは彼女たちに向かって会釈する。