史上最悪!?な常務と
Presentation 6

・ 想いについて





「ちょっと…?
どういうつもりなんですか?
なにがどうなってるのか説明してくれませんか?」


アタシは授業が終わり、
親御さんたちが教室を出て行く中、
嵯峨野常務に問いただす。


「サキとどこで知り合ったんですか?
今日のこと、サキは全然話してくれなくて。
でも常務は知ってたんですよね?」


興奮して機関銃のように早口でしゃべるアタシに常務はひとつ
ため息ついて首を左右に振る。


「ちょ…」


「ここでそんな話したって周りの注目集めるだけだろ?」


そう言われ、
ハッとしたアタシは周りを見ると親御さんたちが不思議そうな顔をして
アタシの方を見てる。


「う……」


「話なら学校出てから聞く」




< 296 / 493 >

この作品をシェア

pagetop