史上最悪!?な常務と
そんなこと話しながら、
まあ、ほとんど無言会話みたいな感じだったけど
気がつけば校門までやってきた。
まあ、いいや。
その続きは今度、会社で…。
なんか疲れたから帰りたい。
いろいろあったから頭ん中を整理したいし。
「…お疲れ様でした。
失礼します…」
アタシはそう言って彼に背を向けようと…。
そのとき、
ガッと服の襟の首根っこあたりを掴まれた。
「ぎゃ!」
「なに、変な声あげてんだ?」
「へ、変な声って…。
帰るんですよ。
だから離して下さい」
「はあ?
さっきの話聞いてなかったのか?」
「さっきの話…?」
「デートに付き合えって言ってんだろ?
何回言わせるんだ?」
「!!」