史上最悪!?な常務と


「あ…、」


アタシの言葉は空に消える。


そしてさっきまでの勢いはなくなって、

うつむいてしまった。


「…どうした?
電池でも切れたのか?」


「……」


「おい…?」


急におとなしくなったアタシに常務の声も同様にトーンダウンする。



「いえ、なんでもありません。
すみません」


アタシは再び常務にくるりと背を向けた。


「…こんなとこ、
誰かに見られたらヤバイんじゃないですか?
今、大切な時期なんじゃないですか?」


「は?」


は?
ですって?
なにしらばっくれてんのよ。

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