史上最悪!?な常務と
髪をきっちりとまとめ黒縁のめがねのせいか顔もりりしく見える。
さすがにこのひとくらいの年齢になるとキャバ嬢とかっていうのは、
ないな。
消えてしまいそうなくらいに存在感ないひとだけど。
まあ、
あのふたりに比べたら頼りになりそうな女性かな。
「よろしく…
お願いします」
「こちらこそ…」
島津さんが消え入りそうな声で話す。
いや、なんかちょっとあのふたりが派手だから余計そう思うだけ?
とにかく対照的すぎる。
ふう、
と息をつき塩屋室長を見ると苦笑してアタシを見ていた。
あー…。
まともそうなのは、
彼、だけ、か。