史上最悪!?な常務と


「そう、ですか…」


「じゃあ」


そしてまた歩き始める常務の後ろ姿を見て胸が切なくなる。

違う、言わないと。

ちゃんと思いを伝えないと。



「…あのっ!」


「まだなにか?」


彼が振り返る。


「あ…、アタシ…!
あの、明日、ちゃんと会社行きます…」


あー、アタシ何言ってんだ?

違うんだってば。


「当たり前だろ、
明日から俺いなんだから。
留守はしっかり守ってくれないと」


あ、そうだった、
明日から彼は長期出張。


「はい…」


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