史上最悪!?な常務と





そしてふたりの間に続く沈黙。


時計の音だけがカチカチと響く。



アタシはここに入る前の3人の変な視線を思い出した。

あんまりここに長くいるとまたなにか言われるかもしれない…。

だんだんといたたまれなくなってきた…。


「あの…、
他にないのでしたらもう戻っても…」


「…桃山さん?
あ、ちょっと待って?」


「はい?」


「ちょっと、…言いにくいんだけど…」


「はい?
えっと…なんでしょうか?」


改めてそう言われると変に構えてしまう。


「うーん…、
気を悪くしたら申し訳ないんだけど」

室長は組んでいた腕を逆に組みなおし、
天井を見つめてから視線をアタシに戻した。


「…常務と…、なにか、…ある?」

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