史上最悪!?な常務と



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「あ、お姉ちゃん?
ちょっと…」


疲れて家に帰るとレナが待ってましたとばかりに駆け寄ってきた。


「なに?どうしたの?」


居間に行こうとするアタシの腕をひっぱって彼女は自分の部屋に連れて入る。


「え?え?
なに?
居間でも話聞ける…」


「しーっ!
今にはケン兄ちゃんとサキがいるから。」

声をおさえて彼女はアタシを注意する。

「なに?
聞かれたくないこと?」


「余計な心配かけたくないから」


「な、なんなのよ…」


「ねえねえ、アタシがダンススクール行きたいって話、
前にしたじゃない?」


「うん…」


「今日ね、友達と帰ってたらダンススクールの人に
「ダンスしてるんですか?」
って声かけられたの」


「でね、アタシのダンス時々見たことあるんだって。
素質があるから奨学金でスクールに通わないかって言われちゃった」


そううれしそうに話すレナ。




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