史上最悪!?な常務と
「うんうん、
でも聞いてくれる?
想像を絶するようなホントとんでもないとこみたいなのっ!」
アタシは秘書課での今日の出来事を一生懸命、
彼女に伝える。
そして清水さんはそんなアタシの話をくすくすと笑いながら聞いている。
「笑いごとじゃないんだから!」
「でもさー、環境云々は置いといてー。
桃山さんってすごい出世やん?」
それは…。
そう、
やっぱりどうしてなのか
私にもさっぱり。
どうもひっかかる。
そして急に黙りこむアタシに彼女は続けた。
「でも家族のため、
仕事頑張らなきゃ、ね?
桃山さんならきっとやっていけるよ」
「うん、そだね。
頑張らなきゃ」