史上最悪!?な常務と


そんな状態でみんなが仕事の手を一旦中断していると

「桃山アヤは…?」

そう言いながら社長が入ってきた。


え!
アタシ?


みんながいっせいにアタシのほうを見る。


「キミか?」


「は、はい…」

そしてアタシの顔を見た社長が
あ、
と思い出したような顔をした。


「キミは確か…
あのとき駐車場で…」


どうやら社長は前に例会で常務がアタシといたところを覚えてたんだ…。


「キミが最近、
カナタの個人的な仕事までやってるのか?」

こ、個人的って?

どういうこと?

社長の言葉にアタシの頭の中が混乱し始める。


「あのときもカナタの態度がおかしかったから変だと思ってたんだ。
やっぱりキミが絡んでたんだな?」





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