史上最悪!?な常務と
…ん?ちょっと待って。
なんかさっきすごいこと言わなかった?
アタシと定例会行くって?
あの常務が?
やだ、それは嫌だ。
でもそんなアタシの思いとは関係なく向島さんと墨染さんが機関銃のように会話を始めた。
「やっぱり若い子のほうがいいんじゃないの?常務も?」
向島さんがイヤミっぽく言う。
わかってるはずなのに。
ただその言い方は墨染さんの怒りを増長させる。
「はあ?向島さんも同じでしょっ!
アタシよりも年上のくせに」
「なによ、その言い方。
年上っても1つでしょ!
でも…まあ…、
なんで桃山さんかってのはアタシも気に入らないなあ。
それならアタシが行って甘い時間でも過ごせたかもしれないのに」
そう言いながら腕を組みアタシを睨むように見る。