史上最悪!?な常務と
とにかく、
会社辞めて新しい職場見つけて、
レナのダンススクールもまた考えて。
まあ、そんないろいろとして過ごしてたら、
そのうちまた元に戻るだろう。
時間が解決してくれる。
そう、…今胸の奥がすごく痛い、
常務とのことだって。
「…姉ちゃん、あのさ?」
「あ?ケン?」
いつの間にかケンがアタシの側に立っていた。
「どうしたの?
なに?」
「俺、来週、
就活セミナーってやつに参加するんだけどさ」
そう言いながら持っていた封筒から書類を取り出す。
「これ」
「?…」
差し出した書類を受け取る。