史上最悪!?な常務と
「もしなにかあるなら…。
どうにかして彼を捕まえて俺から言ってもいいけど…?」
「あっ、ううん、
そんなことしたらアンタの就活に悪影響与えるかもしれないじゃん?
ダメだよ」
「でも…」
「うん、気にしないで?
大丈夫、言いたいことあるなら自分でできるよ。
一緒に仕事してるんだから」
正確にはまた、
いなくなるけど。
それに特に言うことなんか…
今更。
「そう」
納得したような、
してないようなそんな表情を一瞬見せたけれど。
彼はそれ以上、
何も言わなかった。
あー、もうケンにまで心配されてるって。
ダメだわ。
しっかりしなきゃ。