史上最悪!?な常務と
仕方なくアタシはイラッとしながら電話に出る。
まだ常務の人間関係とかわかんないのに。
どうなっても知らないから。
とりあえずまだ彼は出社してきてないから伝言でも聞いておくか。
「はい、企画政策室、秘書…」
「ちょっと!
どういうつもりっ!?
昨日ずっと待ってたんだからっ!!」
は?
いきなり聞こえた女の人の怒鳴り声。
あまりの声の大きさにびっくりして思わず受話器を離す。
な…なにこれ。
「ふざけんのもいい加減にしてよねっ!
携帯だってかけても拒否ってるし!」
電話の向こうの女性は興奮気味に怒鳴る。