史上最悪!?な常務と
そりゃ、
これで終わりになるのが嫌かもしれませんけど?
アタシの場合、
本当に終わりなんですよ。
今日付け退職なんですよ?
わかりますか?
ぐぐっと目で訴えてみる。
「ああ、桃山さんは…」
それに気づいた室長。
「あって、いえ、別に深い意味は…」
「これは仕方ないということは常務はわかっているはずですから。
ちゃんと伝えておきます」
「…はい」
常務に会いたいのか、
会いたくないのか、
なんか自分のことなのにわからなくなってきた。