史上最悪!?な常務と

嵯峨野常務?
ってことは…?

彼女とかそういう、
こと?

彼と彼女、
きっと昨日なにか手違いがあって会えなかったのだろう。

でもここまで電話してくるってことはよっぽどのことなのだろう。


「まだ出社しておりませんが…。
あの、失礼ですが…」

「いるんでしょっ!
早く出しなさいよ」

なに、その言い方。

本当にいないんだから!


「アンタ…聞きなれない声だけど…だれ?」

は?だれって?

そんなのアタシが聞きたい。

アンタこそだれよ。


ちょうどそのときドアが開き常務が入ってきた。

あ、よかった、助かった。


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