史上最悪!?な常務と

「…マンデリンを」


「!!」


その声にどきん、

とした。


低い声はとても懐かしく、

それは涙が出そうなくらいに。



「あ、あの…」


「少し時間いいですか?」


店のお客さんはまだこのひとだけ。



「…はい」


そしてそのひとは話し始めた。


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