史上最悪!?な常務と
「失礼します!
お電話です」
あれ?
てっきり忙しそうにしてるのかと思ったら。
部屋に入ると別に忙しそうにするでもなく、
席について新聞をチェックしている彼の姿があった。
なんか拍子抜けした。
「なに?」
顔を上げてちらりとアタシを見る。
う。
黙ってると仕事できるイケメンなんだけど。
「え?えっと。
だから電話…」
「……」
でも彼はそのままアタシから目を逸らし、
また新聞をチェックし始める。
へー、無視ですか。