史上最悪!?な常務と
「あの…?」
怒ってるのかな?
怒ってるよね?
恐る恐る声をかけるけどその後が続かない。
「さっきから時間ないことわかってるのかって言ってるだろう!?」
うわー、なに、その言い方。
朝食ないから苛ついてるんですか?
いや、いつも苛ついてるのと同じくらい?
朝食ない分、それ以上、とか?
アタシは少しづつ逃げるように後ろに一歩、二歩と下がる。
そんなアタシの歩調に合わせて彼は近寄ってくる。
冷や汗ー…。
「あのー…、そんな近づかなくても、
その、ちゃんと今度は聞こえてますから…」
両手を振って苦笑しながら常務に応えるものの、
彼は表情を変えること無く。
うわー、やっぱりなんか嫌な奴。
この威圧感、ホントやだ。