リアル猫の恩返し


「山岡せんせー、転入生が来てます。応接室に通しておいたので行ってきてください。」

ちなみに、山岡とは俺らの担任の名前だ。

「了解です。きょーとぅ」

「「えっ?!転入生?!」」

「あぁ。それがどした?」

いやいやいや、ビックニュースだよ!

「お、女の子ですか?」

「み、みみ、猫耳ははえてますか?」

「はぁ?何言ってんだ?特に稲田のほう。猫耳はえてるとか人間じゃないだろw」

「で、で、で、で、で?女の子?」

「残念だが男だ。まぁ、俺も詳しーことはしんねーけど、理事長から特別に入学を許可されたそうだ。どっかのいいとこのおっ坊ちゃんなんじゃねーの?じゃ、早く教室もどれ。授業はじまんぞ?」

「「あ。」」

キーンコーンカーンコーン。
キーンコーンカーンコーン。

やっべ!
授業はじまっちゃったよ~

そうしてちょっと?大変な一日が始まった。



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