リアル猫の恩返し


腕の中で必死にもがいていたが、人間の力にかなうはずもなく、やっとおとなしくなった。

「おい、ライライ!大丈夫か?!」

「落ちないでよね!」

したでは悠哉と来華が心配そうにみあげている。

「んなへましてたまるか!!!」

そうゆうと、とりあえず目の前の枝に足をかけて座った。

「ら、ライライ?ミイラ取りがミイラにとかいわないよね?」

「へ?あ、あははははは。あはは、」

「お兄!」

「冗談に決まってんだろ!そこじゃまだからどけ!」


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