私と彼の1年間

ずっと抱きついていた。二人で。

すると祐が少し顔を放して、自分のおでこと私のおでこを当てた。


「祐・・?何?」


祐は何も答えず、私の背中にあった手を、私の首の後ろにもっていって、私の顔を少し上げた。

「祐?どうしたの・・・?」

「彩、キスしていい?」

「・・・・いいよ。」

私が「いいよ」と言うと祐はゆっくり顔を近つ゛かせ、私の唇と自分の唇を重ねた。

「ん・・っ。」


顔を話したら私は、照れくさそうに笑った。

祐も、優しく微笑んだ。

祐は、微笑むとまた、私の体を自分の腕の中に戻した。


あたたかい、祐の腕の中。


甘くて、優しい・・・祐のキス。






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