また、明日。



え、ちょ…、なんで、抱き締められてるの?


熱い。

身体が急激に熱を持つ。

全身が心臓となったようにドクドクと弾む。

同時に横山くんの心臓の音も聴こえた。


理解出来ない。


「穂香…。よかった…、よかった」



横山くんは私の名前と“よかった”という単語を繰り返し囁いている。



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