お姫様のオオカミ
「れっ玲央…」

抱きしめられている体勢に心臓が加速する。
私が覆いかぶさるような感じになっている。

「ここにいるなら離してあげるけど」

「…ここにいます」

そういうしか、術がなかった。
こうして、また授業をサボることとなった。
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