正体不明の地味女


「さすがのさくらちゃんでも氷雅は知ってたんだね!」


「ま、まあい、一応……」


ど、どうしよう!


逃げる?


「貴女にお話があります。」


「………なんですか?」


「昨日、実は貴女が逃げた後、遥と僕で貴女を追いかけました。校門まで」


!?


見られた!?


「貴女は逃げ切ったと思って安心したようですが、僕たちはちゃんと見てましたよ?」


やばっ!!


「ねぇ?さくらちゃん?」


「……なに?」


「昨日、さくらちゃんが校門の前で抱き合ってた人って世界No、1の族の幹部一之瀬 馨さんだよね?」


さくら「…………」


「そうだよね?だって馨さんを知らない族なんかいないよ?」


「それを見て怪しいと思った僕はすぐに貴女をハッキングしました」


でるはずないよ


私が2重ロックかけたし…








< 28 / 54 >

この作品をシェア

pagetop