マフィアのボス⇔地味子!?
カツカツと廊下から先生の足音が聞こえた。
「やば!センセーくる!」
いじめる奴らは
すぐにほうきを投げ捨てて
席に座った。
ガラッ―――
「おい黒崎?なにしてる」
「…すいません」
あたしはムクッと立ち上がってほうきを片付け、席についた。
教室の隅からクスクスと笑い声が聞こえた。
さっきまでいじめてた奴らが何事もなかったように席に座っていた。
「………」
ほうきを片付けた後、
あたしは自席についた。
机の中のノートを取り出すと
ほとんどページが破られ、
数枚しか残っていなかった。
「……はぁ」
いつまで続くんだろ。これ
あたしは大きくため息をついて、教科書を開いて授業の準備を始めた。
・
・
そうして、
辛くて長い1日は終わった。