マフィアのボス⇔地味子!?
放課後、
スクールバッグに教科書をつめて帰る準備をした。
「ちょっと」
上から聞き飽きたぐらいの
馴れた声が聞こえた。
「…はい」
恐る恐る声の主を見た。
「なに帰ろうとしてんの?」
声の主は立川樹里。
いじめの張本人。
立川さんの後ろには取り巻き達が数人いた。
「あの…今日は用事が…」
「は?掃除当番は?」
「え…」
それ、立川さん達が当番でしょ…
なんであたしが?
なんて言える訳もなく、
結局立川さん達の掃除当番を私がやるはめになった。