マフィアのボス⇔地味子!?

放課後、
スクールバッグに教科書をつめて帰る準備をした。


「ちょっと」


上から聞き飽きたぐらいの
馴れた声が聞こえた。


「…はい」


恐る恐る声の主を見た。



「なに帰ろうとしてんの?」



声の主は立川樹里。
いじめの張本人。

立川さんの後ろには取り巻き達が数人いた。


「あの…今日は用事が…」



「は?掃除当番は?」



「え…」


それ、立川さん達が当番でしょ…

なんであたしが?



なんて言える訳もなく、
結局立川さん達の掃除当番を私がやるはめになった。






< 3 / 36 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop