好きだよ
だけどせめて同じ高校には入りたい―



そんな小さな願いを込めて俺はD判定だった高校に合格できた。


恋のパワーで・・。



真由は俺が合格したって言ったらしばらく呆然して


「うっそ~!!えぇ?いつもテストで50点以上とったこと無いのに!??」


「うっさい。とにかく受かったんだよっ」


俺は少し拗ねて言うと真由は俺の頭を撫でる。

俺はこの瞬間が好き。

だけど嫌いな瞬間。


こんな事するって事は俺のことやっぱりただの

“幼なじみ”

“子供”


って思われてるのがすごく分かる。


だから嫌い。





「孝弘ぉ!!早くしないとと遅刻するわよぉ」


俺は母さんの忠告で急いで家をでた。


< 2 / 46 >

この作品をシェア

pagetop