好きだよ
「私より2歳上の幼なじみで・・。ずっと・・ずっと好きなの。でもね?幼なじみの関係が崩れるのが怖くて―告白出来ないの・・」

「うん・・」


菊地さんと俺


すごく似てる―・・


俺と同じ。


幼なじみの関係が崩れるのが怖くて告白できない。


俺は“うん”しか言えなかった。


「ゴメンね?こんな所で話すような内容じゃ無いよね。だいたいなんで初対面の人にこんな事話してんだろ? 本当ゴメンね・・」


菊地さんを見ると泣きそうな顔をしてた。


そして――


一粒


涙を流した。


「俺・・も。菊地さんと一緒です。幼なじみの関係崩れるの怖くて・・告白できないんです・・。」


周りは騒いでいる中


俺と菊地さんはずっと恋の相談をしていた。
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