好きだよ
あの報告を聞いてから一週間が過ぎた。

俺の見える世界は

全てが黒く見えた。


真由を見ても今までのキラキラした風には見えない。

幸せそうに笑うのは・・

俺のためじゃなくて。

彼氏さんのため。


可愛くおしゃれするのは・・

俺のためじゃなくて

彼氏さんのため。


そう思うと真由の笑顔さえ見たくない。

俺は笑顔も作れなくなって光輝に心配されている。

家族さえも心配して・・。


でも俺の事を救えるのは光輝でも無くて家族でもない。


真由・・だけ。

俺の恋はもう・・叶わない。


♪~♪~♪~♪


携帯に電話がかかった。


着信:菊地繭


菊地さん・・からだ・・。

俺は電話にでた。




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