好きだよ
「え・・!??」
あ――
終わった。
なんだ、こんな簡単なんじゃん??
幼馴染っていう壁はこんなにも・・
簡単に崩れる。
きっともうすぐバラバラに。
「―――ごめん。」
「分かってるし。」
真由は本当に戸惑っていた。
信じられないみたいな顔して。
そうさせてるのは俺なんだけど。
「――私、孝弘の事そういう風には見えない・・よ。」
少しずつ話し出す真由。
「それに、彼氏・・居るし・・。」
そして最後の言葉。
「孝弘とは、“幼馴染”でいたい・・よ。」