好きだよ



「分かってるし。ごめんな??」

「――ううん・・。」


笑え


「じゃこれからも幼馴染だから!!」

「うん・・。」


笑え。


「じゃーな??」

「うんばいばい・・。」


せめて真由が居るまでは笑えよ、俺。


真由は後ろを向いて家へと戻った。


「・・・ック・・」


溢れ出す涙。


さよなら、真由へのこの気持ち――
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