そんな彼女に惹かれて・・・。
一方由梨の方は・・・・。

公園のベンチに座ってパンを買っていた。

何だか知らないけど、パン屋の人が沢山サービスしてくれたらしく困っていた・・・。

すると、由梨を見つけた晃平は、彼女のそばに近づいて行った。

「うわー・・。こんなに誰が食べるの?はー・・。今日に限ってこんなにいらないのに・・。」

すると・・・。

「じゃ、それ俺が食うよ。」

え?・・・この声・・・。

「涼介!!・・・久しぶり。どうしたの?」

「どうしたじゃねーよ。お前こそいきなり居なくなるからさ。皆でメシ食おうと思ったのにさ。」

「ごめん・・・。ちょっとね・・。」

「にしてもさあお前こんなにパン食えないだろ?俺、食べて良い?」

「良いよ。涼介は、沢山食べるからね。」

「ああ。じゃあ、適当に貰うな。」

「うん・・。あ、何か飲み物買おうか?」

「あ、良いよ。大丈夫。」

「そっか・・・。」

2人仲良くお昼を食べていた涼介と由梨。

涼介は、意外にも気さくで由梨には懐いて居る方かもしれない。お互い性格が似ているのもあるのかもしれない。

由梨も涼介も人に干渉されるのは嫌いな方だから、そういうのは、似たもの同士かもしれない。

「なーんか元気ないなあ。愛海と喧嘩しただろ?」

「え?そんな事ないよ・・・。」

「バーカ!!お前すぐ顔に出るんだな?」

「だから、違うって・・。」

「嘘ついても無駄だよ。そういうのさ無理しないで身近な人に話せよ。な?」

「身近って、誰?・・・涼介の事?」

「あ、ああ・・・。(///)」

「まあ確かに身近だけどさ・・・。」

そう、由梨と涼介の家はご近所さんでもあるのです。

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