そんな彼女に惹かれて・・・。
そして、愛海と隼人は、夜の公園で沢山はしゃいでいた。

ブランコ、鉄棒、ジャングルジム、滑り台・・・。

いつの間にか少しだけ重い気持ちを忘れていた。

だけど、こんなにはしゃいだのはいつぶりだろうか・・。

「あー疲れたあ・・・。」

「愛海ちゃん、体力あるなあ・・・。」

「そんな事ないよー。いのっちのが体力あるよ?」

「マジで?俺、実は本番ボーイだからさ(笑)」

「へー。じゃあ誘って良かった?」

「ああ、ありがとな。あ、ちょっと待って飲み物買って来るよ。何が良い?」

「えーとね、午後テイーかな?」

「ほーい。ちょっと待ってて!」

「うん。」

隼人は、公園の近くの自販機に買いに行った。

その間、愛海は、1人夜空を眺めていた。

冬でもないのに星空が沢山出ていてどこか切ない気持ちでいた。

今、確かに隼人がいて楽しいのに、だけど心のどこかでは、直樹と一緒にしたい行動だった・・。

ただ願いを叶えたいのにこんなに難しいなんて・・・。

暫くして、隼人が飲み物を持って来た。

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