そんな彼女に惹かれて・・・。
「お待たせー♪」

「ありがとう!いっぱい動いたから汗かいたね。」

「ああ、でも楽しかった!てか愛海ちゃんかなり機関銃?」

「ええ?そんな事ないよ(^^;)・・でも、何だかそんな気分かな、今日は・・・。」

そう言いながらペットボトルの紅茶を飲んでいた愛海。

「そっか・・・。あのさ、ちょっと目瞑ってくれる?」

え?・・・それって・・・。

「う、うん・・・・。」

何だかドキドキしながら目を瞑ると・・・。

チュ!!

「え?・・・」

思わず目を開けてしまった愛海。

隼人が愛海のおでこにチューをした。

「ごめんな・・・。俺さ、愛海ちゃんに色々良い事言ったけど何だか自信なくてさ・・・。これは、今日お互いがこれからの恋の充電としての印。
誰にも言わないでね。」

「隼人・・・。そんなの良いのに・・・。」

「良いんだよ、俺がしたことだから。」

「うん、ありがとう・・・。嬉しい。」

愛海は、隼人に好きな人が居ること、忘れられない人が居る事に気がついた。

そんな彼だから余計に胸が切なく感じた。

いつしか時間が経つにつれて、自分達の本当の気持ちが現れてくると言う暗示なのかもしれない・・・。
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