そんな彼女に惹かれて・・・。
大胆な行動とは裏腹に・・・。

愛海の直樹への気持ちは高ぶるばかりだった。

それでも自分の中で何かを決めなければと思いながら出かける支度をしていた。

鏡を見ながらグロスを引き、いつもと違う自分を見つめていた。

『何か素敵な事があるように・・・。』

鏡を見て少し微笑んだ。

バッグと鍵を持って部屋を出た。


渋谷に着くまでの間、愛海はちょくちょく鏡を見ていた。自分なりの服装や髪型など見たりしていて・・。

こういう部分が愛海らしい所かもしれない。

電車の窓からそとを眺めていた。

雨も降らずもの凄いいい天気で心が嬉しなっていた。


暫くして渋谷に到着・・・。

週末となれば凄い人・・・。

『直樹、来てくれるかな・・・。』

ちょっとした不安が心の中でよぎった愛海。

直樹なら大丈夫だと信じていた。


彼を待っている間心臓がドキドキして落ち着かない。

そんな気持ちでいると10分が過ぎた時だった・・・。

直樹が愛海の所へ駆け寄って来た。
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