そんな彼女に惹かれて・・・。
そして、近くのカフェに入り窓際の席に座った2人。

時間的にも丁度お茶タイムなんで居心地が良かったらしい。

真実は、オレンジアイステイーと直樹はアイスコーヒーのブラックを飲んでいた。

すると・・・。


「今日は、また俺みたいなの誘ってくれてありがとうな。正直暇してたんだ(笑)」

「あ、そうなんだ・・・。あたしも時間が空いたからさ・・・。」

『何だ、暇なら連絡して欲しかったな・・・。』

真実の今の心境だった。

「最近、どう?プライベートは。順調?」

真実「え?・・・ああ、まあ・・ね。」


ていうかいきなり聞くかよ?(><;)

「直樹は、由梨と順調なんでしょ?」

「あ、まあ・・ね。普通かな・・・。」


何だ?曖昧な返事するし・・・・。上手く言ってるのかどうか分かんない雰囲気だなあ・・・。

「今日は、由梨とデートじゃないの?」

ブハッ!!

直樹は、飲んでたアイスコーヒーを噴出しそうになって慌てて紙ナプキンを取った。

「お前さ、いきなり何言い出すんだよ?」


ていうか普通に聞いただけだけど・・・。動揺するか?

「だって、付き合ってるんでしょ?」

「まあ、友達としてな。田中は?隼人と上手く行ってるんでしょ?二人して仲良いよな。(笑)」

おいおい、あたしの事になると何で笑うの?

人なんて勝手だよなあ・・・。ある意味空しくなる。

「あたしも友達としてね。仲がいいのとは別だよ。」

「まあそうだよな・・・。」

やばい、話が微妙な感じ・・・。(^^:)

話題変えないと・・・。

「あのさ!この後ロフトに付き合ってくれない?」

「ああ、良いけど。何か買うものあるのか?」

「うん、ちょっと見たいのがあるんだ。」

「いいよ、じゃ、行くか?」

「うん、そうだね。」

2人は、カフェを後にしてロフトへ向かった。

さすがの人で街も混んでいた。

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