【短】180度のラブバトルⅠ -性格編-
そんな無邪気っぽく言ったって、私は騙されねぇぞオイ。


「何言ってるの?私達話した事すら殆ど無いのに…いきなりつき合え言われても信じられないから」


「じゃ後何回本気って言ったら信じてくれるワケ?5回?10回?」


よっと私の机に手をついて立ち上がり、ズイッと私に顔を近づけて来た赤間。


整った顔を間近で見せられ一瞬ビックリしたけど、すぐに冷静さを取り戻した。


「何回言われようと信じられないものは信じられません。私今忙しいから、ジャマするなら自分の席戻って」


ビシッと赤間の席をシャーペンで示して目線をノートに戻す。
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