こんな自分でも愛されました

はじまり

今日から・・・

2012年の春。
桜の花びらがきれいに散っている。
「香恋、早く起きなさい。もう少ししたら、美々ちゃんが迎えにくるわよ。」
「はーい。」
私、山田香恋は今日から中学3年生になにました。
私は、リビングに向かいました。
「お母さん、おはよう。…あれ？お父さんは？」
「おはよう。パパならもう仕事に行ったけど？それより早くしないと美々ちゃんが来るんじゃない？」
「だいじょう…ぶじゃない！！後5分で来ちゃうよ～！」
私は、急いで朝食を終えて自分の部屋で準備をした。
ピンポーン。
「あら美々ちゃん、おはよう。今日もかわいいわね。」
「おはようございます。そんなことないですよ。香恋はもしかしてまだですか？」
「そうなの。いつもごめんね。香恋～、美々ちゃんが来たから早く！」
「すぐ行く！」
私は、カバンを持って急いで玄関に行った。
靴を履きながら
「美々ちゃん、おはよう。ごめんね。」
靴を履き終えると、お母さんに行ってきますと言って学校へ向かった。

「香恋、今年こそ彼氏作るからね。」
美々ちゃんは、私にむかって大きな声で言った。
空野美々。私の親友であり、唯一の友達。美々ちゃんは、明るくてかわいくて…憧れちゃう。
「私はかわいくないからムリだけど、美々ちゃんなら出来るよ。応援してるね！」