甘あまなんてできないもん!
すきなのに…。
【遥香】
『…でさー…うちはすきなんだけど修哉携帯持ってないじゃーん。ヤバくない?』
「うんー。てかこんなに悩んでる遥香始めて見た(笑)」
〔始めて見た〕だってー!!
そういうこと言われるのちょっとすきかも
『あーあ。せめておんなじ学校だったらなー…』
「そうだね~」
この子ちゃんと話聞いてんのかしら?
やっぱ真希に相談するのは間違ってたかも…。
いや、でも誰かと話してないといまは恥ずかしさで死にそうだからな…
「うちよく恋愛相談されるんだよね~なんでだろ」
「…ま、でも真希は話しやすいからじゃないかなぁ?」
「そうー?うちって話しやすい?」
「うん!あ、じゃあ…今日色々ありがとね!じゃあうち帰るね」
「あ、うん!わかった。ばいばーい」
はぁ~~~。
疲れた
『はぁ~~~。ただいまー』
「おかえりー。」
息がもたない
うち修哉のことほんとにすきになったんだ
しかも恋すると息切れするってこともわかったけど、
「ちょっとー?早くお風呂入っちゃってよ!」
「…はーい!」
お母さんにこのまま隠しきれるかなあ。
とりあえずお風呂はいろ。