End Love
次の日の朝。

クロは私の胸にぴったりと密着して寝ていた。

涼介にそっくりだった。

クロを抱っこしてキッチンに行くと、さえちゃんと純希さんが朝ご飯を食べていた。

「お姉ちゃん、おはよう!」

「おはよう。」


「クロのエサ、ある?」

「あるよ。
はい」


高そうな猫のエサの缶詰めと器を手渡された。

缶詰めの中身を器に開け、床に置くとクロはものすごい勢いで食べ始めた。

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