冥界のエトランゼ


「って、えぇぇぇえ!?」


あのサタン?!双子の兄?!


私の頭は混乱してあたふたしてしまう


そんな私の姿にさらに笑い出す日陰


「ほんまかわいーなぁ~。俺の嫁にならん~?優しくするで?」


そう言いながら私の肩に手を回す日陰


「誰がてめぇの嫁になるって?」


後ろを振り返るとそこには陽向の姿が


「お、アポロン様のお出ましやな」


日陰は人懐こい笑顔で二カッと笑った

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