冥界のエトランゼ


ブラウンの綺麗な瞳が、私を捉えた


そんな目で魅せられたら、NOとは言えなくなるじゃない


私は静かにコクンと頷いた


陽向は嬉しそうに無邪気にニコッと笑う


胸の奥がきゅっとした


すると先生が入ってき、陽向は「また後で」と言って去っていった


授業が始まり、一時間陽向のことで頭がいっぱいなまま最後の補習は終了した


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