冥界のエトランゼ


空野さんの視線が陽向を捉えたと同時に彼女は、大声で叫んだ


「陽向さまぁ!お会いしとぉございました!何年捜したことやら…」


「瑠奈…なんでここに…」


「それはこちらのセリフですわ!」


二人の言い合いにただ呆然とするクラス一同と、口をあんぐり開けている先生


ようやく先生の口が開いた


「空野は、霧島と知り合いなのか?」


「えぇ、私のフィアンセですの」


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