冥界のエトランゼ


「あれ…」


すると陽向は私の腕のをパシッと掴み、犬のように私をクンクン嗅ぐ


近い…近すぎる…!!


あまりにも近距離で、赤面してしまった


パッと顔をあげた陽向の表情が曇った


「日陰と会ったの…?」


「な、なんでわかるの?」


「会ったんだ?」


しまった、と思った時には遅かった


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