冥界のエトランゼ


「ならば貴方は、日陰のフィアンセになればいいのですわ」


私も陽向も目を見開いた


「おい、瑠奈、いいかげんに…」


「日陰もこの娘のことを気に入ってるみたいですし、いいじゃありませんか」


確かに日陰の事は好きだけど…


そういう好きじゃないし…


ーーキーンコーンカーンコーン…


タイミング良くチャイムが鳴ってくれたおかげで、話はうやむやになった


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