恋 の 欠 片
げた箱を見ると由菜が靴を履いていた。
「由菜が来たみたいだから行くね。また明日!」
とハルに言ってから由菜のところに行った。
「ごめんねー!ちょっと野暮用があってさ」
「全然平気だよ。行こっ」
喫茶店では色んな話ををたくさんした。
由菜は中学からの彼氏がいることとか、
私は元・地味子だったこととか・・・
でも、今日由菜と話せなかったら一生分からなかったことが一つある。
そう。
私は、
恋をしていると言うことが分かってしまった。